天然色素 

 最近強く感じるのだが、天然色素が入っていると安心という風潮がある。そして人工色素は目の敵にされているようだ。

 ときどき食べるアイスクリームに、赤い天然色素を配合してあると表示してある。これは何であろうか。

 カイガラムシという虫とは思えないような形の固い虫がいる。筆者の庭の隅の木に取りついているダニの一種にもつぶすと赤い汁が出るものがある。
 日本にいるものは小さいが、外国には巨大なものもあるそうだ。その色素をエタノールで抽出するとコチニールという色素になる。別名カーミンである。生物の時間に「酢酸カーミンで染色する」という表現がある。英語の発音はカーマインである。ラテン語の虫という言葉からきている。

 メキシコにはこの養殖場がある。直接見たことはないが、「あれだ」と指を指されたことはある。中はかなりおぞましいものだそうだ。サボテンに2センチくらいの赤い虫がとりついているらしい。
 
 これは天然色素なので、食品の赤は大半がこの色を使っている。虫から取ったものを食べるのは勇気が要るが、「知らぬが仏」ということなのだろう。ほとんどの人は合成色素を食品に使うと非難するが、「天然」と言うと「素晴らしい!」ということになる。

 その色素は、コチニールカイガラムシにとってどのような役割を果たしているのであろうか。邪魔なものかもしれない。
 

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コメント

No title

先日買い物に行きました。

そこで発見した商品のことですが…銀色の玉で、それを振った時に出る音にはα波が含まれており健康によいと明記されていました。
これは科学的には有り得ることなのでしょうか?
ご意見をお願いします。

No title

そりゃまた素晴らしい銀の玉ですね。
本当なら欲しいです。
これも新種の新興宗教の一つです。
信ずるものは救われる…?

No title

数年前にアカネ由来のアリザリンが、食品添加物としての認可を取り消されてしまいましたね。
なんでも、発ガン性が有意に認められたとか。
よくみればダイオキシン類ですね。

ストラディバリウスの塗装に伝統的にアリザリンを用いているそうですが、なぜ食品添加物にしたのでしょうね。
天然物由来のものなら何でもいいというわけではありませんよね。。。

No title

アリザニンはダイオキシン類ではなく、アントラセンから作られるものです。発がん性があるでしょうね。
仰るように天然品なら何でもよいのではありません。
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