海水は濁りにくい

 氷河を見に行った人から質問があった。それが海に向かって崩れ落ちる場所に行ったのだそうだ。
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 氷河に対して良い感想を持っている人は多いが、現物はとても汚い。土砂、木や草、時には人間まで入っている。
 拙著「プラグマティック化学」に、海水は土砂で濁りにくいという話を書いておいたのだが、現場は派手に濁っているそうだ。海水とは思えないほど白く濁り、本の記述は誤りではないかという質問だった。

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 これは海水ではないのである。氷河は陸氷であるから塩分はほとんどないだろう。それが海に崩れ落ちるので、そのあたりは氷のかけらで埋め尽くされている。氷は徐々に融けて水になるが、海水とは混じらない。
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 密度差で上の方に浮いている。即ち、そのあたりの海の表面は淡水であると言ってよいくらい薄いのである。海水の中で土砂(粘土と考えても間違いではない)はマグネシウムイオンにより沈降するのであるが、薄ければ沈まないであろう。

 教科書に書いてあることと、実際の場所にある条件は違うことに気が付かねばならない。これもプラグマティズムである。
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