電気温水器の故障

 先月末、電気温水器が故障した。通電ランプが点くのに、お湯が沸かない。中を開けてみて驚いた。本体のヒータ部を留めるネジが消滅している。上のほうの配管で僅かの水漏れがあり、それが伝ってたまたまその部分に達したのだろう。

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 よく見ると、本体から出ているボルトはステンレス鋼だ。ヒータ部の蓋ももちろんステンレス鋼だ。それを留めるナットが普通鋼製である。乾いているときは良いが、水があると直ちに電蝕が始まり、鉄は溶ける。この写真中、時計で言う4時半と6時の位置のナットは完全に消滅していた。上の方の水が影響していない部分は全くの無傷だ。
 締めているナットが無くなれば、温水は大量に漏れ、内部の電気部品が腐食してしまうし、この写真でもわかる温度センサが錆びて壊れている。即ち暴走するか止まるかである。現実に、突然最高温になって、翌日から止まった。

 漏れた部分にはカルシウム塩が析出している。少しずつ漏れて蒸発して析出したのだろう。思い起こせば、昨年からそのあたりに僅かの水漏れの兆候があったが、漏れたものが内部に浸透しているとは思わなかった。

 三菱電機ともあろう会社が、電蝕に対してこの程度の認識しか持っていないというのは驚きだ。これを買うときに、中津川にある工場と話をして、壊れない構造になっているというので決めたので、余計腹が立つ。

 この種の温水器はやや特殊なステンレス鋼を用いている。水道水に含まれる塩素に対する防蝕性の高い配合だ。普通のステンレス鋼ではたちまち腐食する。
 
 新しい温水器は早速ばらして、ネジの材質を確認する。もし同じことをしていたなら、許しはしない。

 河合出版から出る「(仮称)プラグマティック化学」は現在校正中です。もう少しお待ちください。
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