竜巻に出会ったら

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 関東で竜巻による被害が報告されている。日本では竜巻は少ないから、「出会ったらどうするか」という教育はほとんど施されていない。
 アメリカの高速道路には「竜巻注意」の立て札がたくさんある。オクラホマ州のトウモロコシ畑の中の道を走っているとこのような立て札を見た。

1 竜巻が前から来たら、右に逃げろ。後ろから来たら左に逃げろ。
 要するに、左巻きで回転しているから、風を受けにくい方向に逃げろということである。

2 竜巻は複数同時に来る惧れがあるから、一つかわしても安心してはいけない。
 要するに出くわしたら、無事では済まないということだ。

3 竜巻はジャンプするから気を付けろ。
 要するに、そう簡単には逃れられないということである。

  
4 逃げることが出来そうもないときには、車を捨てて橋の下に逃げ込め。
 高速道路を跨ぐ橋は、鉄筋コンクリートでできていて、その下には簡単なシェルターがある。

 ホテルに泊まった時に信じられないものを見た。木造の二階建てのいわゆるモ-テルなのだが、Bathroomだけが鉄筋コンクリートである。隣の部屋と、上の部屋の4区画のBathroomをまとめて堅固に作ってあるのだ。
 その扉は厚い鋼板製で、中から鋼製角パイプで出来たカンヌキ(7.5cm角)を2本掛けるようになっている。表示にはこう書いてある。
「サイレンが二回鳴ったら中に入って、カンヌキを掛けよ。何が起こっても決してドアを開けてはならない。サイレンが三回鳴ったらドアを開けて良い。」
 本当に竜巻が来ると、この4部屋分の風呂の部分を除いて全て吹き飛ぶということを想定しているのだ。

 竜巻に襲われた人の話を聞いた。ありとあらゆるものが全て巻き上げられて、突然落下するのだそうだ。それに当たると即死だ。彼の話によると、車とか冷蔵庫が降って来るのだそうだが、その中にありとあらゆるゴミがぎっしり詰め込まれているそうだ。
 竜巻の中は気圧が低く、大気圧の1/10ほどにもなるという。そこまで減圧されて急に外に放り出されると、周りの圧力が高いから空気が内部に殺到する。その時、浮遊しているものが全て突っ込まれるわけだ。どうやったらこんなに密に詰まるのだろうと思うほど、ぎっしり詰まるそうだ。
 なんと、水を撒くジョウロに生きたニワトリが詰め込まれていたそうだ。それを出すのにジョウロを壊さざるを得なかったという話だ。

 随分前の話だが、ネブラスカ州のNorth Platteの近くのGrand Islandという町の歴史あるレストランに入った時、その有名なレストランが妙に新しいことに気が付いた。出てみると、街全体が妙に新しい。不思議だ。
 実はその3年前に巨大な竜巻が6本同時にこの町を襲い、全てを吹き飛ばしたのだそうだ。その話は「たつまきの夜」として日本語でも出版されている。児童文学書ではあるが、興味深い話である。その日は1980年6月3日であった。 

 写真はWikipediaからお借りしている。

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