生物の教科書中、「化学の基礎知識」というとんでもない間違い

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 質問を受けてその教科書を見て驚いた。「啓林館」の「生物Ⅱ」の教科書である。その15ページにとんでもない間違いがある。

 生物を勉強するのにエネルギー出入りの話が必要で、わざわざ表記のタイトルコラムを用意してある。次のページを見るとATPの話であるので、要するにその結合を作るには大きなエネルギーが必要で、それを切ればエネルギーが放出されるということを言いたいのだ。
 ポテンシャルという概念が導入できれば良いのだが、高校生はその名前を知らない。(概念はすぐに理解できる。)

 わざわざ作った「基礎知識」のコラムが全て間違っている。タイトルも説明も図も間違っている。何を考えてこのようなコラムを作ったのは分からないが、著者以外の人間が勝手に手を入れたような気がする。要するに編集部が作ったのではないかということだ。大学の教師はエネルギーの出入りに説明など要らぬと考えるだろうからだ。

 この文章はひどい。全てが間違っている。
「原子が結合するときにはエネルギーが必要である。一方この結合を切るときにはエネルギーが放出される。」とあり、グルコース風の図(画像参照)が描いてある。これが事実なら我々はグルコースを原子から作ってエネルギーを得、グルコースを食べても代謝できない。

 ATPがどうして高エネルギー物質なのかということは、筆者が色々な本を調べても、まず説明がない。
 それはリン酸がある程度強い弱酸で、電離して陰イオンになり易いからだ。すなわちADPもリン酸基を持つから負電荷を持ち、それに負電荷をもつリン酸イオンを付けるということは、極端に難しい。酵素はその電荷を中和して反発力を抑えてつないでいるのだろう。

 世の中に一般的にある物質はそれ自身が安定だから存在している。火薬などのように不安定な物質は、人間が知恵を絞って作り出さねば存在しない。そんなことは常識であるが、この教科書を編集した人たちは知らなかったようだ。
 問い合わせても返事が来るまでにずいぶん時間が掛かった。5分で分かってほしいものだ。

 来年から変更されると言うが、今までの生徒にはどのようにお詫びするのだろう。これほどひどいミスは珍しい。どこが化学の基礎知識なのであろうか。

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続 成田空港の蒸し暑さ

 成田空港に筆者の改善案を伝えた。しばらく経って返事が来たのだが、やる気がない。以下に原文を添付する。一部でも改変すると「意図を変えられた」と主張されても困るからだ。

…………………………………………………………………………………
 平素より成田国際空港をご利用いただきまして、ありがとうございます。
 この度は、当空港ご利用の際にご不快な思いをお掛けしてしまい、
誠に申し訳ございませんでした。

 空港内の空気調和設備は地域冷暖房所にてプラントより製造供給される
冷水と高温水をエネルギー源として使用しており、夏季は冷水を空調機等の
コイルへ通水し温度と湿度を調整しております。現在、ターミナルビルの
節電対策につきましては、経済産業大臣より電気事業法第27条に基づく
電力使用制限について通知を受け、節電対策に係る取り組みを実施しております。
その対策として設定温度の変更、外気導入量の低減、送風機インバーターの
設定変更、内外気エンタルピ比較による外気冷房の自動運転切替等の
自動制御設備を取り入れております。ご指摘の内容を検討した結果、
空調方式の違いがあり設備投資するコストの問題もあることから、
今後の検討とさせていただきます。
この度は、貴重なご意見をいただきまして、ありがとうございました。
今後とも成田国際空港及び当社をご愛顧くださいますよう
よろしくお願い申し上げます。


成田国際空港株式会社(NAA)
施設保全部機械グループ
……………………………………………………………………………………………………………・・
 要するに、「金を掛ければできるかもしれないが、短期間で終わるはずの電力不足に対応して金を掛けることはできないと判断した。」と言っている。それは根本的に間違っている。
 電力不足は長期間続くだろうから、この返事の言う前提は崩れる。今までの空調の考え方から脱却して、湿度のみを極端に下げれば電力は大幅に低減できることが分かっていない。いや分かると面倒なので、分からないふりをしている。
 全てを設定変更して当然なのである。 

 ところで天然エネルギー利用の実用化は遅々として進まない。太陽エネルギーはまだまだ高価である。一番安いのはどう考えても地熱である。筆者は1960年代に始まったころから興味を持っている。日本ではほとんどが国立公園内にあって、許可を取りにくい。穴を掘って蒸気を取るくらい何が悪いのだろう。国難に際して、既得権を振りかざす連中が居るのは理解しがたい。
 アメリカ・ネヴァダ州を走るI-80という高速道路から地熱発電所が見える。とても簡単に電力を得ている。日本には適した場所はたくさんある。

 ダラス・フォートワース空港の敷地からは天然ガスがたくさん湧いている。それを電力にしても全てを消費できないので、売却している。千葉県にあるのだから、成田空港からも天然ガスが出ないとは言えない。この件についてはまた質問してみよう。

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