成田空港の蒸し暑さ

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 例の原発事故以来、関東では節電意識が高まっているのだろう。帰国時に通った成田空港でも冷房がほとんど効いていない。
 気温はともかく、湿度がすごい。少々動いただけで汗だくになる。

 彼らはどうして湿度を下げないのだろう。頭を使えば、節電しながら湿度を下げることは可能だ。以前も書いたが、空調技術者といわれる人たちは、除湿すなわち再熱ということしか考えないらしい。再熱にはエネルギーが要るのだが、建物の外からしみこむ熱量を利用すればよいだけである。多少の実験は必要だが、数回データを集めればノウハウはつかめるはずだ。

 現在の様子は、ただ設定温度を28℃にしているだけであろう。それでは蒸発器(中で冷媒が気化して冷たくなるアルミの細かい羽根がついた管)の温度が余り低くない状態なので、空気中の水が除かれにくい。エアコンは多数あるはずなので、一部をフル稼働して蒸発器温度を下げ、残りは通風だけにすれば良い。
「全体の熱量負荷に対していくつの機械をフル稼働すると良いか」くらいはすぐ調べが付くはずだ。
 
 空気中の水蒸気を減らすには、蒸気圧の小さな面を持つ(言いかえれば温度の低い)装置内を空気が通過して、その時に水蒸気の凝結が起こればよいだけである。出て来る空気は、その温度での飽和蒸気圧であるから、湿度は100%である。それが室内の空気と混合して適温になる。得られた室温での飽和蒸気圧に対して、存在する蒸気圧はどんどん小さくなるだろう。水蒸気の新たな供給がない限り(そんなことはまずないが)、湿度は下がる。
 要するに一部のエアコンを最低温度に設定して水を除くのを主目的にし、他のものは休止あるいは通風にしておけばよい。扇風機を使って空気を攪拌することも大切である。エアコンでは遠くまでは風が届かない。空気の粘りけは流速が小さいほど大きく、大きな部屋に小さな吹き出し口から冷気を吹き出しても、ほとんど拡散しないのだ。

 テキサスは暑かったが、空気は乾いていた。夕方でも気温は39℃もあったが、湿度は20%ほどである。食事に出かけたレストランは、ブッシュ元大統領(父親の方)がよく来るという有名店だということで期待していたが、それは牧場の中の掘っ立て小屋風のものである。その雰囲気を"rustic"という言葉で表現する。
 座席は虫除けの網に囲まれた屋外である。屋根はあって、そこにぶら下がった扇風機が下に風を送っている。冷たいビールが運ばれてきた。ほんの3分も経たないうちに、液体の入った部分は温まりにくいが、瓶の口は気温と同じになる。それを飲むと不思議な感触だ。明らかに体温より高い飲み口が唇に当たり、冷たいビールが通過する。
 冷房なしでも、この条件なら十分涼しい。ただし自分の汗で体を冷やしているので、水分と塩を摂っていないとどうかなってしまうだろう。だからというわけでもないが、厚いステーキを食い、ビールをたくさん飲んだ。これでは糖尿病になる。

 湿度さえ低ければ、汗が蒸発し、爽やかなのである。我が家は、家じゅうどの部分も、27℃55%をひたすら守っている。新しい空調機の運転にも慣れ、どうすればその数値を守れるかが分かってきたからである。本当はもう少し湿度を下げる工夫もあるのだが、鼻が乾いてしまうので、これで良しとしている。

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